岡山県立大学保健福祉学部現代福祉学科 竹本 与志人 研究室

科研費研究成果(MCI(軽度認知障害)と診断された人のための包括的支援モデルの開発)

科学研究費 基盤研究(B):2024(令和6)年度~2028(令和10)年度

「MCI(軽度認知障害)と診断された人のための包括的支援モデルの開発」(課題番号:24K00342)
研究代表者:竹本与志人
研究協力者:杉山 京・木村亜紀子・桐野匡史・合田衣里・夷 柾勇・多田美佳・広瀬美千代・神部智司・岡田進一・
      繁田雅弘

 本研究は,5年計画で実施する(3部構成)。第1部では,当事者や家族の心理・社会的状況と受診の有無の関係についてベイジアンネットワークを用いて実証するとともに,質的調査を実施して研究の妥当性を高める。第2部では,医療機関等のヒアリングに加え,認知症専門医のいる医療機関において診断後支援を行う専門職(ソーシャルワーカーや看護師等),地域包括支援センターの認知症地域支援推進員を対象に第1部で得られた受診の阻害要因への支援の状況について量的調査を行い,支援の実態と課題を明らかにする。第3部では,一連の研究成果をふまえて,MCIに特化した包括的支援モデルを開発する。

2024(令和6)年度の研究進捗状況

 2024年度は,まず研究代表者らが作成した包括的支援モデル(仮説)について研究協力者から意見を聴取するとともに,今後の研究遂行計画を検討した。次いで,MCI診断から受診継続等までの空白の期間の阻害要因や促進要因について明らかにする必要性から,先行研究の精査やインタビュー調査を実行した。さらに,2年後以降に行う予定である医療機関等の調査に向けて,MCIの知識を測定する尺度が必要となるため,福祉専門職等を対象にアンケート調査を実施し,尺度開発に向けた分析を行っているところである。

講演

  • 竹本与志人
    「認知症が疑われる人のための診断後支援」
    離島医療トータルマネジメント WEBセミナー,エーザイジャパン,長崎県離島医療医師の会(もくせい会), 2024.
  • 竹本与志人
    「認知症が疑われる人のための診断後支援 -当事者に視点を置いた多職種・多機関連携-」
    共生社会に向けた地域づくりセミナー,エーザイ ジャパン,2024.
 
 

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