研究内容(自治体との共同研究)
岡山県立大学共同研究費(岡山県総社市との共同研究) 2011(平成23)年度
「民生委員や福祉委員を対象とした認知症の認識についての調査研究」
研究代表者:竹本与志人
認知症の早期発見・早期診断を可能とする受診・受療連携システムの構築に必要な資料を得ることをねらいに,民生委員ならびに福祉委員を対象に認知症に対する認識の状況について明らかにすることを目的とした。アンケート調査(計325名)の結果,民生委員は福祉委員に比して認知症の知識量,認知症に対する受容態度,認知症症状に対する受診促進意向が高かったこと,民生委員は認知症が疑われる高齢者を発見した場合,専門機関への相談や当事者の家族へのアプローチの意向が高く,一方,福祉委員は民生委員へ相談する傾向が見られたこと,認知症症状に対する受診促進意向には認知症に対する肯定的態度が関連していたこと等が明らかとなった。